2015年11月19日

●予防ですべてが解決?



 予防医療の高まりとともに症状が出ていなくても定期的に歯科を受診する方が多くなっています。その一方で定期的に歯科を受診していたにも関わらずどんどん悪くなっていくので心配になったと来院される方も、ときどき見られます。このような患者さんのお口を調べてみると虫歯の治療はすべてやってあっても歯周病治療をまったくやっていない方が多く見られます。


予防とはその名の通り、健康な状態を維持することで、すでに重症化しているものを治せるものではありません。患者さんが言うには歯周病の検査すらしたことがなくただ歯ブラシを頑張ってくださいとしか言われなかったそうで、まさかこんな悪くなっていたとはと深く失望しておられました。


歯周病は「静かに進む病気」なので初期の段階では自覚症状はほとんどありません。この時期に歯周病の診査診断ができるのは歯科医師か歯科衛生士しかいないのです。予防は痛くなく早く終わり、治療は痛くて長くかかる、こんなイメージから予防が治療の逃げになってはいけません。


このような患者さんをこれ以上増やさないためにも、決して予防ですべて解決するものではなく適切な治療を終えて初めて成り立つものという当たり前の現実をしっかりと理解することが大切です。



posted by 木村歯科医院 at 09:56 | 医院長(木村) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月16日

セミナーに参加してきました

  11月8日、東京医科歯科大学で行われたセミナーに参加してきました。
  午前中は、歯周病の基本治療に関しての講義を歯科医師と歯科衛生士の2人からお話を聞かせていただきましたひらめき
午後はマネキンを使って実習をやりました。講師の人も4人と多くいたので質問もできました。1人1人丁寧に時間をかけてみてもらうことができましたるんるん
  内容は基礎的なことでしたが実習もあったのでよくわかりました。実習で学んだこと、やり方を忘れないで患者さんに行っていきたいですひらめき
講義で聞いたこともきちんとわかりやすく伝えていきたいと思いましたるんるん
posted by 木村歯科医院 at 15:28 | 大塚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月17日

子供のうちから予防の習慣を


昨今は健康志向の高まりによって歯科の分野では予防の大切さがかなり浸透してきています。


従来の歯科を受診されるきっかけは痛みが出たり、歯が取れたりしたときなど何らかの症状がでた時がほとんどでした。ところが虫歯も歯周病も初期の段階では症状が出にくく、症状が出た時にはかなり重症化していることがほとんどです。それに対する治療も初期のうちなら痛みが少なく、短期間で終了することがほとんどですが重症になるほど治療自体の痛みも出やすく長期間にわたることが多くなります。


つまり、もともと歯医者が苦手でぎりぎりにならないと受診されない方は治療も予想以上に大変になり、ますます歯医者が嫌いになります。その一方でお口の健康に意識が高く症状の出る前、つまり予防の段階で受診される方は虫歯や歯周病があっても初期の段階で発見できるので、治療の必要があったとしても痛みもなく短期間で終わることが多く、ますます予防のモチベーションが高まるという二極化がみられるのです。


 その中で歯医者嫌いになる人のほとんどは子供の時の治療で嫌な思いをした方が大人になってもトラウマになっている場合が多く、そういう意味でも子供の時に最初に歯科を受診する時の状態が予防で受診するのか、重症化してから受診するかでその人の歯科に対するイメージが決まってしまうといっても過言ではありません。


歯医者嫌いな子を作らないためのも、子供のうちから予防の習慣を付けルンルン気分で歯医者に行けるようにしたいものです。




posted by 木村歯科医院 at 00:50 | 医院長(木村) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする